News

お知らせ

vol.03 肌荒れ[不調解消ケア]


肌荒れは、皮膚の表面にある角質層やそれを覆っている皮脂膜のバリア機能が低下している状態。バリア機能には「肌を外界の刺激から守る」「肌の水分を閉じ込める」という2つのはたらきがあり、これらが低下すると肌の炎症や乾燥が起りやすくなります。毎日のスキンケアをちょっと見直して、皮膚のバリア機能を高めましょう。


クレンジングや洗顔でメイクや古い角質などをきちんと落とすことは大切ですが、洗いすぎはNG。肌に負担がかかり、皮膚のバリア機能を低下させます。洗顔のあとは、化粧水や保湿剤で水分と角質層・皮脂膜を整える成分(セラミド、天然保湿因子NMF、油分など)をたっぷりと補給して、肌の乾燥を防ぐことが大切です。

肌に負担をかけないクレンジングや洗顔を
【 洗う順番 】
1)額・鼻にかけてのTゾーン
2)頬などのUゾーン
3)皮膚の薄い目元・口元
4)最後に顔全体をさっと


  – 多めのクレンジング剤で手早く終わらせる。
  – 指先にほとんど力を入れずにやさしくクレンジング剤を伸ばし、メイクとなじませる。このとき手で顔をこすらないように。
  – メイクが浮いてきたら、ぬるま湯か水で手早く洗い流す。
  – アイラインやマスカラなどの落ちにくいメイクは、専用のリムーバーで落とす。


  – 洗顔料をよく泡立てて、手早く洗う。
  – 泡をクッションにして、指先に力を入れずに洗う。
  – ぬるま湯か水で洗顔料をよくすすぐ。このとき手で顔をこすらないように。
  – 清潔なタオルで顔を軽く押さえるようにして、やさしく肌の水気をとる。


  – 手の平にたっぷりととって、少し広げる。
  – 頬(Uゾーン)を手のひらで包み込むようにして、やさしくなじませる。
目元・口元、額・鼻(Tゾーン)は指の腹でやさしくなじませる。

  – 肌荒れがひどいときや、カサつく部分があれば、保湿剤を重ねづける。

化粧水の選び方 自分の肌質に合う化粧水を。乾燥肌の人は保湿目的のものが、肌の弱い人はアルコールの含まないものがおすすめ。
保湿剤の選び方 角質層の成分であるセミドライや天然保湿因子NMF(アミノ酸、尿酸など)、皮脂膜と同じ成分であるスクワランなどが配合されている保湿剤がおすすめ。

 


肌のターンオーバー(新陳代謝)の乱れも、肌荒れの原因になります。肌の再生はおもに睡眠中に行われているため、質のよい睡眠ととることが大切。できるだけ、深夜0時までに寝るようにしましょう。
肌の血行をよくすることも、ターンオーバーを促して肌本来の力を取り戻すのに効果的です。ツボ押しは、肌の状態に関係なくできます。肌に炎症やかぶれがない場合は、フェイシャルスチームやマッサージもおすすめです。

百会(ひゃくえ): 頭頂部の少しくぼんだところ
印堂(いんどう): 眉と眉のあいだ
絲竹空(しちくくう): 眉尻のあたりにあるくぼみ
太陽(たいよう): 眉尻と目尻の中間あたりにあるくぼみ
迎香(げいこう): 小鼻の両脇にあるくぼみ
下関(げかん): 頬骨の一番高い部分のすぐ下のへこみ。口を開けると骨が飛び出し、口を閉じるとへこむ部分

 

ツボの押し
[ 1 ]指の腹を使って、息を吐きながら4秒かけてツボを押す。イタ気持ちいいぐらいの強さがベスト。

[ 2 ]息を吐きながら4秒かけてツボを押している指の力を抜く。指はツボから完全にはなさないように。
これを1か所につき5~10回くり返す。

不調解消ケア
vol.01 肩こり
vol.02 冷え・むくみ
vol.03 肌荒れ
vol.04 便秘
vol.05 目の疲れ
vol.06 ストレス

女性のからだと女性ホルモン
vol.01 女性のからだと女性ホルモン
vol.02 月経前症候群(PMS)
vol.03 月経トラブル
vol.04 子宮の病気
vol.05 不正出血・おりものの異常
vol.06 子宮頸がん
vol.07 乳がん

 

Back